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ハンター必須のアイテム?ハンティングベスト
狩猟の携行品って迷いますよね。アレやコレやと持って行きたいものは沢山あります。
バックパックは容量はありますが、いちいち降ろさないといけなくて携行品へのアクセスが不便。
そんな時に役に立つのがベストです。恐らくハンターの皆さんのほとんどがベストを使ってらっしゃるんじゃないかと思います。
今回は今まで使ったベストと最近購入したベストの紹介をしたいと思います。
みんな大好き!RY会ベスト
新型ベストの話題がちらほら出てますが、僕の手元にはまだ届いてません。なので旧型の話になります。
RY会に入ると貰えるベストです。僕が貰ったのはフリーサイズ。
フリーサイズと言えば聞こえはいいですが、体格のいい人もそれなりに着れるという意味のフリーサイズでしょうか。横腹のジッパーでマチを開くくらいしか調整できません。
黄色とオレンジの特徴的なツートン。謎の背中のワッペン。RY会員の証です。
個人的には、生地の材質が気になる、何かダサいという不満。
ポケット類はそれなりの機能はあると思います。無線のポケットに、背面の大ポケット。ハンティングベストの中では、機能性はそこそこあると思います。
でも着たのは初めて巻狩に参加した時と、狩猟解禁日だけです。狩猟解禁日は建前でも着ておけ、ということでしたので。
RIBZのフロントパック
これはバックパックの補助的に使う代物ですが、ハンティングにも使える物でした。見た目よりもかなり収納力があり、高さ調整も自由に効いて、お気に入りです。
防水加工も施してあり、畳むとかなりコンパクトになります。
惜しいのは、拡張性が無いことです。MOLLEシステムが付いていればかなり使い勝手が違うと思います。
また、バックパックの補助的な位置づけからか、ストラップが薄くて細いため、下手に肩から降ろすと絡まってイラつくという難点があります。
チャックも片側開きで、閉めたつもりで開いていることもしばしばありました。しかし、それでも使い心地は良く、オレンジも追加で買おうと思ったのですが、残念ながら生産中止になったようです。公式で販売されているカラーも限られた物になっています。
ハンティングで使うことはなくなりましたが、車にいつも積んでいるパックです。
BLACKHAWK!のチェストリグ
ブラックホーク社のチェストリグです。年季入ってます。自衛隊時代に愛用してた物を流用してみました。官品を汚すのが嫌で如何にして検閲に持ち込むかが、しがない陸士の悩みでした。
食料品を削って背嚢に詰め込む程、大事なアイテム。着用した姿が袈裟を着けた坊主のようで、ついたあだ名がタクティカル和尚です。
退職後も手放すことなく取って置いたのですが、ようやく活用する時がきました。
まずそれなりに目立つ色にと、『染めQ』でオレンジに染めようとしたのですが、大失敗。それでもタンより目立つだろうと、前猟期は積極的に使ってみました。
MOLLEシステムで拡張性と自由度は高いです。自分の好きな場所に好きなポーチ類を付けられるのは本当に便利。人によって体格も違うし、使い方の想定も違うのだから、細かな調整が効くのは重要だと考えます。難点はやっぱり着脱しづらい点。何度も着たり脱いだりしてたら、この手のタイプは面倒臭くなってしまいます。
それで、今猟期は何を使おうかと悩んでいました。外せないのはMOLLEシステム。採用しているベストはいくつかあります。僕はこれにしました。
CANADA HUNT GEARのハンティングベスト
カナダ製のベストです。今回買ったのはポーチが7つとハイドレーションが付いた『9pc. Package 』。
オレンジのMOLLEベストと言えば『Duty Apparel』が有名ですが、ショルダーの部分がサスペンダータイプの物が個人的には好きなんです。
調整が効きますから。バックルを外して肩から脱げるのは緊急時も役立ちますし、シルエットも好みです。
ブラックホーク製のチェストリグで感じた着脱のしにくさも、フロントジッパーで解消されました。背面にもMOLLEがあって拡張性が高い。
特大×1・大×2・中×2・小×2とポーチが付きます。ベスト単体と必要なポーチを2、3買うなら『9pc. Package 』のほうが断然お得。
背面に付けた、特大のポーチはかなりの収納力があります。頑張れば鴨の1羽くらいは入りそう。大ポーチは500mlのペットボトルが3本入ります。
中ポーチはライフル用の弾差し付き。コンパクトな双眼鏡やレンジファインダーを入れるのに調度良い大きさです。
小ポーチは無線機を入れるのに良い感じです。背面のMOLLEに取り付ければ、顔を動かしたときに無線機のアンテナが鼻の穴に入ることもなくなります。
で、質感ですが、全体的にちょっとチープ。特にウェビングがいただけない。一応ミルスペックですが手元のミルスペック品と比べるとあきらかに網目が少なく、フニャッとしてます。
バックルもちょっと…です。ショルダー部分は工夫しないと、重量が掛かった時にベルトが滑って長さが変わってしまいます。
サイズは大きめです。173cmの僕はかなり限界まで各部を縮めないといけません。恐らく168cmくらいから、太腿に干渉してきそうです。
質感的にはちょっとお粗末な点がありますが、総評的にはアリです。今期はこれでいきたいと思います。最初着た時に、意識しないと衣擦れ音が出るので忍び猟には難しいかなと思ったのですが…。
左胸に付けたポーチにしっかりとした物を入れると、依託射撃に調度良いことに気付きました。しかもかなり安定します。これは衣擦れに気を遣いながらでも着用する価値はあると思いました。
残念なのは、商品代と同じくらいの送料がかかること、しかも船便で送られてくるので時間が掛かるということです…。
最適なポーチの位置はもう少し工夫が必要かもしれませんが、そういったことを考えるのも猟期前の楽しみです。
最後に3年目に突入したシェルポーチを紹介しておきます。安くて、丈夫で、なかなか使い勝手が良いですよ。