ALPINE Innovationのハンティングギアを試す

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ヤマガカシ初の企業案件!?

最近ECサイトをOPENしたばかりの、Sundance-Shootingさんから商品の提供をしていただきました!

ありがとうございます!

初の企業案件にドキドキなのですが、大人の事情を考慮せず忖度なしでOK!ということなので、使用感などを思った通り書かせていただきます!

ALPINE Innovation

今回提供していただいたのは「ALPINE Innovation」という、アメリカ・ユタ州に所在するアウトドアギアメーカーのハンティンググッズです。

この会社は25以上の特許を持っているとかで、なんだかどれも個性的なアイテムばかり。

実際に猟場で運用したわけではないのでインプレ的なレビューになりますが、使ってみると「なるほど、わかっているな」という感じで、作り手のこだわりが伝わってきました。

そんなALPINE Innovation」の個性的な商品達を紹介していきます。

BINO BANDIT glare blocker

Bino Bandits グレアブロッカーは、ほとんどの双眼鏡において視覚の明瞭さを向上させ眼精疲労を軽減します。まぶしさや周囲の光を遮断するように作られており、対象物のディテールをより鮮明にします。グレアブロッカーはほとんどの双眼鏡にフィットし、いつでも快適に使用できます。取り付けは、柔軟なネオプレーンを各アイカップの周りにスライドさせ被せるだけです。特に、日中のバードウォッチングや狩猟での捜索、めがねやサングラスをお使いの方には効果絶大です。グレアブロッカーの本体は伸縮自在のネオプレーン製です。左右にはロック用のバックルが付いており、水や埃、損傷からアイカップを保護します。

https://sundance-shooting.jp/item/gear/alpine/bino-bandit-glare-blocker

今回のお話をいただいたときに、まず最初に気になったのがこの「Bino Bandit glare blocker」です。

ありそうでなかった商品だと思います。ネオプレーン製の双眼鏡用アイカップです。

接眼レンズ側を覆うことで余計な光を遮ってくれるので、不快な反射とはおさらば!

僕は猟のときに偏光サングラスを掛けているのですが、そのまま双眼鏡を覗くとサングラス内で光が反射して見えにくくなることがしばしば。

そんなときはサングラスを外して双眼鏡を覗くのですが、余計な動作も加わる上、うっかりサングラスをその辺に落っことしてしまうことも。

このBino Bandit glare blocker」を使えば、サングラスを掛けたままでも厄介な反射を防いでくれるので、そういった心配もなくなります。

また、僕は猟場ではレンズカバーを紛失しそうなので使用していませんが、Bino Bandit glare blocker」このように折ることで接眼レンズの保護にもなります。

ちゃんとしたレンズカバーに比べると気休め程度にしかならないかもしれませんが、何もないよりは良いかと。

バックルで止める必要があるので、頻繁に覗く場合はちょっと使いにくい機能かもしれません。

Bino Bandit glare blocker」 は、ほとんどの双眼鏡に適合するそうなので、よっぽど規格外のサイズで無い限り大丈夫そうです。

僕のサングラスだと少しだけ隙間が空くので、個人的には全体的にあと5mmくらい大きければ最高でした。

簡単まとめ

良いところ

  • 余計な光を遮ってくれるので目が疲れにくい
  • サングラスを掛けたまま覗いても乱反射しない
  • バックルを留める事でレンズカバーにもなる

残念なところ

  • 頻繁に覗くのであればレンズ保護機能は使いにくい
  • サングラスや眼鏡の形状・大きさによっては全体を覆いきれないことも

Bino Bandit glare blocker

BinoSlicker XD Harness

Bino Slicker XD Harnessは、かさばりを最小限に抑え、両肩にアクセサリー用のアタッチメントポイントを備えています。8×24から20×56までの幅広い双眼鏡に対応するようデザインされています。双眼鏡を胸にしっかりと固定するので、行動中でも双眼鏡が動き回ることがありません。カバーは、双眼鏡に素早くかつ静かにアクセスできるように設計されています。耐候性のあるネオプレーン製のカバーには、便利なレンズクロスが内蔵されています。

https://sundance-shooting.jp/item/gear/alpine/binoslicker-xd-harness/

「Bino Harness」Bino Slicker」というカバーのセットです。双眼鏡の保護と保持に役立ちます。

Bino Slicker」は撥水性のあるネオプレーンを使用しているので、雨の日の双眼鏡保護にも良さそう。

使いたい肝心なときにレンズが濡れてよく見えない、なんてことは減りそうです。

ちょっとわかりにくいのですが、内側の接眼レンズ側と対物レンズ側にレンズクロスが1枚ずつついてます。

指が入るポケットも付いています。細かい気配り。

一見着脱しにくそうな「Bino Slicker」ですが、しっかりハーネスの調整してあげることでサクッと外せてスルッと被せられるようになります。これ大事。

革製の大きめな背面サポートのおかげか、捻れにくいので装着もしやすいです。バンジーコードで自作したハーネスはこれが難点でしたね。こんがらがってしまい、どこに手を通していいやら迷うことがありました。

ハーネス自体の作りもよく、負担も分散されて長時間つけていても疲れにくそうです。ある程度ルーズな調整でもホールド感があります。

懸念があるとすれば、寒い冬に身体と密着したカバー内の双眼鏡が体温で暖められて、曇らないかという点。

大丈夫なのか、それとも曇り止めの使用で何とかなるか、このあたりは猟期に要検証ですね。

実際に猟場で使って見て追記したいと思います。

ちなみにチェストリグと併用するとこんな感じに。見た目は邪魔そうですが、そんなでもないです。

簡単まとめ

良いところ

  • 調整箇所が多く、身体にフィットさせやすい
  • 内側にレンズ拭きつきでいつもキレイ
  • すっぽり覆うので雨の日も安心。

残念なところ(懸念)

  • 寒い冬に暖まった双眼鏡のレンズが曇らないか心配

BinoSlicker XD Harness

Dual Sling

Dual Slingは、シングルショルダーからデュアルショルダーのライフルスリングに数秒で素早く変更できます。デュアルスリングは重量を両肩に分散させることでハンズフリーの安定性を実現し、滑り止め加工が施された耐候性のある1.5インチのウェビングは肩から滑り落ちることなくあなたのウェポンをしっかりホールドします。

https://sundance-shooting.jp/item/gear/alpine/dual-sling/

両肩に掛けることができるスリングです。両肩に掛けるメリットは銃の負荷を分散させるだけでなく、2点でしっかり保持されるので銃がブラつきにくくなります。

スリングには全体的にラバーの滑り止めが入っていて、これが両肩に掛けたときの保持力に一役買ってます。

両肩に掛けるという点から、バックパックを背負うと使いにくそうという先入観がありましたが、全然そんなこともなくて、ミステリーランチのメットカーフのような大型バックパックでも邪魔になるということはありませんでした。

実は、このスリングの存在は以前から知っていたのです。

下の画像を見てバッグと併用だと背負いにくそうで使ってみようとも思わなかったのですが、全然問題ありませんでした。

バックルを外せば、小さい動作で素早く構えることもできます。後ほど動画を載せていますが、少しクセのあるやり方なので要練習です。

もちろんシングルで通常の肩掛けもできますし、全体的に入った滑り止めのおかげでずり落ちにくいです。これほど滑り止めのついたスリングもあまりないと思います。

この手のサスペンダーなどに取り付ける滑り止めアイテムと併用で更にずり落ちにくくなります。

これで鉄壁の守り。

ただ、滑り止めラバーの耐久性がどの程度なのかは気になりますねー。経年劣化でひび割れたり千切れてくるのはしょうが無いとして耐用年数はどのくらいなのか?

加水分解でベタベタしたりしないだろうか?この辺りはちと長く使ってみないとわかりませんね。

今までスリングも色々試してきましたが、かなり優秀な方かと思います。

忍び猟の方も巻狩りの方もオススメできるかと。猟期に使うのが楽しみ!

簡単まとめ

良いところ

  • 見た目よりもかなり扱いやすい
  • 両肩に負荷分散、しっかり保持
  • ほぼ全面に施された滑り止めラバー

残念なところ(懸念

  • 滑り止めラバーの耐久性
  • 素早く構えるには練習必要

Dual Sling

Gun Slicker

ガンスリッカー™は、140g以下の収納袋が付いた超軽量ガンカバーです。音が出にくい 防水布で作られているので、雨や埃、泥などから愛銃を保護します。カバーを付けた状態でも射撃を可能にすバレルポートと、簡単に調整や取り外しができる新しい「Quick-Draw™」コードを採用しています。950〜1,400mmの銃に対応。

https://sundance-shooting.jp/item/gear/alpine/gun-slicker-weatherproof-rifle-cover/

最後は銃に被せたまま撃てる銃カバーの紹介です。

薄い防水生地で、衣擦れの音がしにくい静音加工が表面にしてあります。

銃口カバーが収納袋になるので、丸めてコンパクトに収納できます。

使わないときの銃カバーってどこに入れておくか迷いませんか?

首に巻いたり、ベストのポケットに入れたりして藪漕ぎしてたらどっかに落としたり。

これならくるっと丸めて付属のカラビナでバッグや腰からぶら下げておくことも可能です。

縁のゴムはストッパーを緩めることで簡単にテンションを調整できます。

僕自身、忍び猟をするときは山に入った時点で銃カバーを外してしまうので、被せたまま撃つようなシチュエーションはあまり無さそうですが、雪山で猟をやる人の銃口の保護にも良さそうです。これなら銃口が雪で詰まるなんてことは起こらないのでは?

エアライフルで畑を回るときや流し猟にも良さそうですね。

便利な品物ですが「Dual Sling」同様、素早く撃つ状態にもっていくには慣れが必要です。

あと、用心金付近で止めるバックルが小さすぎて使いにくい点が気になりました。手袋をつけていると特に。

止めなくても使えなくないけど、銃によってはガンチラしそうなので要注意。

以上のような気になる点はありますが、一般的なガンカバーとして使っても満足できるはず。

この手のフチにゴムが入ったタイプは初めて使いますが、手放せなくなりそうなほど快適です。

簡単まとめ

良いところ

  • 軽い、薄い、防水!
  • 銃に被せたまま撃てる優れもの
  • 雪山での銃口保護に

残念なところ(懸念)

  • 捲れ防止のバックルが小さい
  • ガンチラ注意

Gun Slicker

全部てんこ盛りで試してみた

最後に今回ご紹介した「ALPINE Innovation」製品を全部てんこ盛りで試してみました。

チェストリグ、バックパックを装備した状態で、双眼鏡を使用してからの〜発砲して銃を再び背負うまでを動画にしてみました。

各々のアイテムの特色が伝われば幸いです。

使用方法の紹介動画

おわりに

「ALPINE Innovation」の商品は既存のものに独自の工夫を加えただけでなく、更に便利要素を追加しようする姿勢が見えて個人的には好きです。

かといって使わない機能がアイテム本来の使い方の邪魔になるということもありません。これって簡単そうで難しい。

すっかりお気に入りのブランドになりました。

他とは一線を画すアイデア商品に、今後も期待してます!

Sundance-Shootingさん、素晴らしい商品をありがとうございました!