背負子システム作成中

Contents

カッコイイ背負子に一目惚れ

昨年末、こちらの記事で書いたように、解体道具だけならいっそ背負子にしてしまおうと考えました。
発端は作業ライトをある程度の高さから照らせるようにということからでした。いちいち明かりのセッティングをするくらいなら、背負子に備え付けてそのまま照らしてやろうと言う魂胆です。

オフロード車のルーフについてるワークライト的なイメージ。

まずは既製品でカッコいいのがないかなーと、調べて見たところ僕好みのが見つかりました。


PACK PABBIT

ほほう……。

椅子にもなる背負子とな。しかもハンティングを想定してあるっぽい。こいつはかっこいい。欲しい…!

でも、お高いんですよ…。ちょっと背負子にこの値段は出せないです。
年数回のシカだのシシだのを搬送するためだけにはちょっとしんどい金額。

ミステリーランチの「メットカーフ」は「ほら、登山にも使えるし…。」なんて言い訳思いつきましたが、背負子で登山はちょっと玄人すぎて自分を納得させるにはイマイチ。よく考えたら椅子の機能も別になくてもいいですし。

予算1万円くらいでなんとかならないものかと、色々調べていくうちに米海兵隊のFILBEFamily of Improved Load Bearing Equipment、というらしい)に辿りつきました。

これのメインパック、でっかいバックパックシステムのショルダー部やウエスト部が見た感じ流用できそうです。


ベースはEVERNEW・オレンジボーン

背負子も色々とありますが、あんまり値段の高いものはNG。改造することが前提なんで、新品じゃちょっと気が引けます。背負子の部分がしっかりしてればいいので、ちとボロいEVERNEW・オレンジボーンを某オークションで4000円程度で落札。静荷重60kgだそうなので、充分でしょう。

同じくFILBE・メインパックのショルダーパッドとウエストベルトもオークションで調達。こちらは両方で5千円ほど。

あとはMOLLEのベースがあれば…なんて思って探してみたところ、車のシートカバーで良さそうなのを発見。こちらも追加。

足りない物の確認と、出来上がりのイメージを固める為に仮組みしてみました。若干無理はあるものの、ショルダーパッドとウエストベルトは特に加工は必要なさそうな気も。

ここで問題発生

さて、ちょっと背負ってみようかな?なんて思ったところで、クイックリリースの下側ハーネスが見当たりません。入れ忘れかな?なんて思いましたが、別売りでした。

仕方ないな〜とか思いながら「クイックリリース USMC」で検索。

あった……!?

¥12907……?

え、ただのちょっとした金具ですよ?
質量的にも、部品点数的にもショルダーパット部分の方が高そうなのに。

オークションで探してみたらそれなりに価格は落ちたものの、それでも4千円します。レアリティ的な話なのかな?

何とも言えない価格設定に納得がいかず、安いものを探したところ、米国Amazonに上記の¥12907と同じものが$25くらいでありました。送料入れて日本のオークションで買うよりちょっと安いくらいでしょうか。これがオレンジボーンと同じ価格というのは釈然としないのですが、しょうが無い…。

加工して取り付けるのも可能でしょうけど、下手すりゃ荷重で逝っちゃいそうですし……。

というわけで今現在、アメリカからの荷物待ちです。
この時点で予算を大幅に超えてしまいました。

何事も入念に下調べしてから始めないと、碌なことになりませんね。

ただ、現状でそれっぽく背負ってみましたが、悪くなさそう。
期待できそうだと思っているのですが、果たして猟期中に完成するだろうか……。