続・猟場での耳の保護を考える

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マズルブレーキで痛い思い

明けまして、おめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

年明け一発目の更新はイヤープロテクターについてです。

この記事でも触れましたが、MSS-20にマズルブレーキをつけたことで発砲音がもろに左耳を直撃するようになり、音響外傷を負ってしまいました。
今は治まりましたが、2日ほど耳鳴りに悩むことに。

以前も「猟場での耳の保護」という記事を書きましたが、マズルブレーキのついていないMSS-20であれば平気だったので、ここ最近おろそかになってしまって……。完全に油断してました。

また、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入した「GSP-15」ですが、ちょうど2年経とうかという頃に壊れました。

片方は症状としては小さな「ブーーーー」っという音が終始やまず、周囲の音を上手く拾えなくなってしまいました。
もう片方(これは僕の管理が悪かったのですが)は、うっかり入れっぱなしにしていた空気亜鉛電池が液漏れを起こしてしまいご臨終。

修理に出すか……、と思ったのだけど「GSP-15」は修理を前提にしてないようで、その場合は特別価格でご提供ということだそうです。

その価格、$209.30。うん、微妙。

「TEP100」はバッテリーが劣化したときの懸念があったから、空気亜鉛電池の「GSP-15」にしたのになぁ。こんなことなら「TEP100」に……。

とはいえ「GSP−15」を使っていて何度か無くしかけたこともあって、こういう電子イヤープラグ型は僕にとってはリスクが高いのかも。

じゃぁどうしよう、ってことで今回もいろいろ悩みました。

Crescendo Hunting 10-30 Multimode

Crescendo, DEC, Dynamic Ear Company, gehoorbescherming, hearing protection

最近フォロワーさんがこちらの耳栓を輸入していたのを思い出し、無理を言って譲っていただきました。

僕はこれの「SHOOTING」を射撃なんかでイヤーマフを忘れたときの予備として車に積んであります。フィット感もいいし、射場で使うには申し分ありません。

「HUNTING」という名のついたものだし、「SHOOTING」より聞こえやすいのかな?と期待してみたり。多少聞こえにくくなる程度なら許容してもいいかなぁと思っていたのです。蓋がついていて、閉じれば更に防音性能を高めることができますし。

というわけで早速装着してみましたが、「SHOOTING」と変わらないような……。

薄々そんな気はしていましたが、差があるようには感じませんでした。

ちょっとこのままでは忍び猟で使うには厳しいかな?蓋を無理矢理外してみたら多少聞こえが良くなった気もしますが、それでも聞こえてくる音が小さいです。

ダメ元で「IMPACT SPORTS」の電子イヤーマフを上から付けてみたら……。これなら意外といける。この電子イヤーマフはたまに押さえが甘かったり、ずれたりしたことがあるので予防策としてはいいかもしれません。

山でもこの使い方をすれば安心ですが、完璧な保護を求めているワケではないのです。聞こえる音量>快適さ>耳の保護、という感じです。
山で電子イヤーマフがズレたからって、耳鳴りするほど痛めることは稀じゃないかと思います。

「Crescendo Hunting」単体では忍び猟には厳しいですが、耳栓としては優秀ですし、猟法が変わればまた違った使い方ができると思います。

Walker’s RazorX

耳栓タイプが紛失のおそれがあるなら、ネックバンドタイプならどうだろうと買ってみたのがこれ。$74程で購入。

これなら軽そうだし、落としにくいし、割と良いかと思ったのですが……。

予想通りコードが擦れてゴソゴソ音をマイクが拾い、おまけに枝にひっかかる始末。マイク部がイヤープラグ部にあるので出っ張るせいか、風の影響を受け易い……。うーん、これは……。射撃用にしとこう。

IMPACT SPORTS

結局、落ち着いた先は電子イヤーマフでした。「IMPACT SPORTS」の電子イヤーマフは安い割に使えます。射撃場で使っている人もよく見ます。

なにやらノイズは入るし音もクリアではないですが、集音性能はそこそこ優秀。
今期はこれをつけてシカを4頭獲ってますからね。僕は猟場でも問題ないです。

もう今期はコレで行く!

なんてツイートした30分後に、違うイヤーマフを注文していたり……。興味本位で覗いてみたらお手頃価格だったもんで、つい買ってしまった。

Peltor Sport Tactical 300

これも米国Amazonで購入しました。上位に「Tactical 500」というモデルがありますが、大きな違いはBluetooth接続があるかどうかのようです。イヤーマフをつけて音楽を聴くこともないだろうし。

ステレオミニジャックがあれば充分かなぁと。無線機もあんまり使わないですが。なので300にしました。

フォロワーさんにも持ってる方がいましたので使い心地を尋ねてみたのですが、悪くなさそうです。「HY80」という別売りのシリコンクッションをおすすめされましたが、購入後だったので使ってみてから考えようかと思っていたのですが。

今回初めて「AmazonGlobal Priority Shipping」を使ってみました。わずか四日で届く予定でしたが、一日遅れて到着。遅配になった送料分をAmazonからギフトカードとして返金されました。ちょっとお得な気分になりつつ、ポイント分で「HY80」を追加注文中です。

届いた「Peltor sport Tactical 300」を早速開封してみます。なんか写真で見るよりプラスチック感が強くてチープな印象。ヘッドバンドの部分とか特に。

まぁ、別に高級感求めているわけじゃないし。使い心地が良ければいいのよ!

山で使ってみた感想は次の通り。同じ電子イヤーマフ型の「IMPACT SPORTS」と比較しつつまとめてみました。

良かったところ

  • マイクの指向性が耳に近い
  • 「IMPACT SPORTS」比べてクリアな音
  • 安心のオートオフ機能
  • しっかり密着でしっかり防音

不満なところ

  • 音の増幅は「IMPACT SPORTS」の方が大きい
  • キャップ対応だけどなぜか痛むバンド

Peltor Sport Tactical 300の良い点

マイクの指向性が自然

マイクが前方にあるので比較的耳と同じように聞こえます。「IMPACT SPORTS」は前方やや横にあるためか、慣れるまで物音の位置を特定しにくいこと感じてました。
その点、「Peltor Sport Tactical 300」は意識せず自然に使える感じ。

ただ、かなり近い距離で頭上をキジバトが飛んだときは、流石にどこにいるのか特定しにくかったです。

「IMPACT SPORTS」比べるとクリアな音

多少お高いんですものこっちのほうがクリアです。ノイズも少ないですし、スマホの電波を拾ってノイズを出すようなこともありません。これ大事。
「Clear Voice Tracking」機能は人の話声を拾いやすくしてくれる機能みたいですが、山で必要ではないかと思いきや、枯れ葉を踏む音はONのほうが拾いやすい気がしています。

安心のオートオフ機能

一定時間操作をしないと10秒間カウントダウンが始まって、そのままにしていると電源がオフになり、ボリュームボタンを押せばキャンセルできます。

設定モードから2時間と4時間の設定を選べます。「IMPACT SPORTS」にはこの機能がないのでたまにオフにし忘れてて電池切れなんてことも。

Peltor Sport Tactical 300の不満な点

音の増幅は「IMPACT SPORTS」の方が大きい

これは電子イヤマフの副産物的な恩恵ですが、忍び猟では集音器として使えます。特に枯れ葉なんかを踏んだときの「カサカサ」音を拾いやすいです。「IMPACT SPORTS」はちょっとうるさいくらいまで増幅しくれますが、「Peltor Sport Tactical 300」は耳と同程度かそれ以下で、集音器としての役目は期待できそうにないです。ちょっと残念。

キャップに対応したバンドといえど痛い

ヘッドバンド部分がくり抜いてあって、ベースボールキャップを被っても天ボタンに当たらない、ってことみたいなんですが、なんか痛い。痛いものは痛い。
天ボタンが当たらないように調整しても痛みが出たので、ヘッドバンドの締め付け具合なのか?

GoProのヘッドマウントを同時使用したときなんか、もう最悪。痛みが気になって猟に集中できない。これはなんとかせねば……!とやった対策がこちら。

天ボタンを取る、でした。単純!

いやー快適です。ほぼ、ただの飾りだと知って即取りました。地味なことですが、もっと早くやっておけば良かった。

やや不満はあるものの、「Peltor Sport Tactical 300」は今のところ満足してます。忍び猟では不便は感じていませんが、欲を言えばやはりもう少し音の増幅をしてくれれば良かったです。

結論:電子イヤマフが一番しっくりでした

なんだか遠回りしましたが、結局電子イヤマフが自分に一番あってるようです。

耳も暖かいし、紛失の恐れも電子イヤープラグに比べたら、まだ無さそう。(まだ、というところが僕らしい)

MSS-20で耳を痛めて以来、今では毎回しっかりと保護して撃ってます。先日もMSS-20で発砲しましたが、「Peltor Sport Tactical 300」はしっかりガードしてくれました。

ちゃんと保護していれば、撃った後に獲物がどちらに走っていったかよくわかります。

失われた聴力は戻ってきません。多少面倒でもしっかりとした保護はしたいですね。

二度とこのブログで「耳を痛めた」なんてことを書くことがないように、僕自身もしっかりと保護したいと思います。

まぁ、保護具を持ってなかったら猟をやる気にならないくらい、痛い思いをしたのでそれも無いと思います……。