猟期の終わりぐらいから、2年ぶりに筋トレを再開しました。
別にマッチョになりたいわけでなく(ホントはなりたい)、一つ疑問が生まれたので試してみようと思ったわけです。
きっかけになったのは射撃の姿勢。
オフハンドの姿勢がツラい…
前猟期は盛大に外すことが多く、もっと練習しないと…ということで4月に日本クレー射撃協会のランニングターゲット部会に入会しました。
ランニングターゲットはオフハンドで射撃しますが、この姿勢が辛いのです。腕がプルプルしちゃう。
でもMSS-20を手に入れた頃はそんなに辛いなんて思わなかったんですよね。
MSS-20を手に入れた年は猟期前まで割と真面目に筋トレしてたので、もしや…と思い再開した次第です。
ランニングターゲット部会に入会しよっかなぁーと悩み始めてからの筋トレ開始、ランニングターゲットの練習会に初参加したのが5月。
約3カ月間筋トレを続けて臨んだわけですが、オフハンドでの姿勢はかなり楽になった気がしました。
姿勢が楽になっただけで得点に影響はないのですが、なんとなく筋トレ効果があるような気がして更に真面目に取り組むことに。
6月、7月と空気銃の大会が続き、ここ最近はエアライフル・S510での射撃ばかりやっています。エアライフルでの立射は「ヒップレストもどき」の姿勢です。
何故もどきか、それは正しい姿勢が出来てるかわからないから…(笑)
エアライフルでの立射がホントに難しくて…。大先輩からの助言でスコープの倍率を変えてみたら?と言われ、それまでMAXの24倍で撃ってたのを自分に最適な倍率を求める日々。
倍率を変えながらしこたま撃ち込んで、見やすさと狙いやすさは違うんだなってようやく気付き、今の僕に最適な倍率は14倍とわかりました。
あとはその倍率でひたすら練習。
で、とある猟隊の練習会にお誘いいただいてひたすら立射の練習してたときです。「ヒップレストもどき」の姿勢も筋トレ始める前に比べて楽になった気はしてるんですが、どうもイマイチ。
なにかしっくりこない。で、ちょっと気分転換のつもりでオフハンドで撃ってみたら…「あれ、これ意外と良いんじゃない?」と。
散らばる範囲はそんなに変わらないのですが、明らかに10点圏に入る数が違います。「おお、ちょっとオフハンドでしばらく続けてみようか」という気にもなる結果に。
で、ここで筋トレ効果に気付いたワケなのです。
そういえばS510は重たくて、「とてもじゃないけどオフハンドじゃ撃てない」という結論に至ってヒップレストもどきで撃ってたことを。
MSS-20が4kg、S510が4.7kgで僅か?700gの差なんですが、その重さの違いが辛かったのです。
それが今ではなんとも思わない、しかも腕や肩周りなんて筋肉痛にもならないという…。
ここまで実感すると「筋肉は正義」としか思えない…!
筋トレ最高!(個人の感想です)
とはいえ、各段に点数が上がったわけではないです…。射撃の腕とは直結しないかもしれませんが、楽に構えられるというのはやはりメリットあるように感じています。
少なくとも、同じ頃に始めた「非利き手を慣らせば銃の揺れを制御しやすくなるのでは?」という試みよりは成果があると思います。
こちらは「左手でも字が書けるようになった」という特技が出来ただけです。今のところ何の実感も湧かない…。
筋トレの内容は?
では実際に僕がやってる筋トレって何?ってことですが、主に懸垂です。筋トレの大半を懸垂にかけているといっても過言じゃないです。
もうひたすら懸垂。というか、懸垂やっておけばOKと思っているくらい懸垂教信者です。空挺でも基本の体力錬成だったりします。
(空挺式体力検定は懸垂の回数が最低10回で合格だったので、その回数は割らないように気を付けていましたが再開したときは7回でした…。)
ワイドもナローも逆手も全部やります。肩周りはフロントレイズ、サイドレイズ、 リアレイズなんかもやってます。
あとは、ドラゴンフラッグやハンギングワイパーで胴回り、上半身ばっかり鍛えるのもアレなんで負荷軽めのバーベルスクワットとデッドリフトで下半身も。
懸垂を基本に気分で好きなことやってる感じは否めないですが、それでも効果は出ているようなんでOKということで。
大事なのは続けることかと。
ひょっとしたら射撃に役立つかと思って始めた筋トレですが、懸垂やってるうちに新たな目標も出来たりと楽しいです。
僕の年内の目標は「ワンアーム・プルアップ」と「マッスルアップ」が出来るようになること。
この二つは自衛官の時もできなかったですからね。筋トレで目標作るなんてことになるとは、思いもしませんでした。
むしろ自衛官の時より頑張ってます(笑)
射撃の腕に繋がるかは未だ謎ですが、多少メリットはありそうな筋トレ。プルプルが気になる人は騙されたと思ってやってみては如何でしょうか。
もし騙されたと思ったとしても、気付いた時にはあなたは立派なトレーニー。鏡に映る自分の肉体を眺めて、「カカシの野郎適当なこと言いやがって…フフフ」
と感謝こそすれど逆恨みするようなことはないでしょう…。フフフ。