捕れないときにやってみること

Contents

新年明けましておめでとうございます。

年明け一発目の更新ですので、さくっと新年の抱負でも。

このブログ、ありがたいことに最近ようやく収益が上がるようになってきました。サーバー代に毛が生えた程度ですが、自分で書いたものが収益を生むというのは今まで無かった経験でとても新鮮です。

今年も無理せずマイペースでやっていこうと思っていますが、目標でも立てないとダラダラと失速してしまいそうなので、まずは年内に記事数100件目指して頑張りたいと思います。

料理ネタなんかもやってみたいなと考えてたり、ブログでも何か新しいことにチャレンジしていけたらなと。構想は色々とあるんですが、一つずつ実現していけたらと思っています。

今年もよろしくお願いします。

さて本題。

獲物が捕れない

毎年こういうことがあるので、仕方が無いと思っていますが、獲物が捕れない時が必ずあります。これはタイミング的な物だったり、獲物の居場所が変わったり。

こんな時にムキになってもストレスですし、そんな状態は事故の元になりかねません。

出猟しないという選択肢もあるんですが、出猟しないと獲物は捕れないジレンマ。猟欲のコントロールは必要だけど、捕らないと猟欲はなかなか解消されない。難しいところです。

そんな時に単独忍び猟で、僕があまり意識せずにやってることを上げてみます。


猟場の探索

僕が猟場を移動するイメージとして、尾根を一つの区切りにして考えています。
歩く尾根にもよりますが、急斜面の谷側や見通しが利かず、歩きにくい場所は「無いもの」として考え、そっちでシカが鳴いても仕方が無いという具合に割り切ってます。でもあんまり獲れなくなってくると、どうしてもそっちの行きにくい場所が気になってくるんですよ。もしかしたらそこに楽園があるかもしれないじゃないですか。なんとか別ルートで歩けないものかと。

今期も試行錯誤して難所を開拓しました。ここの枝尾根を歩けば安全に谷に下りられるなとか、こっちの尾根を歩けばあっちの猟場と繋がるなとか、地図上でなく実際に歩いてみないとわからないことが見えてきます。

新しい発見があれば、獲物が捕れなくても「今日は気になってたあそこに行けた。また一つ謎が解明された!」と思えば溜飲も下がります。

そんな感じで探索して今期は地図にのってない池を3つ見つけました。オシドリばかりで鴨は下りてないですが。


猟場を休ませる

獲物がいるからと猟場に2日に1回のペースで通い続ければ、獲物も警戒するようで、段々と姿を見かけなくなってきます。一人でも猟圧は掛けられるようです。

そんな時は離れた地域の猟場に行きます。今は大きく分けて5カ所の地域にあって、どの猟場も隣接はしていません。

期間はどのくらい開ければ良いというのも特にないのですが、同じ猟場ばかり行ってると2週間くらいで飽きるので、それぐらいのサイクルかと思います。
今のところ、そんな感じで休ませてます。ただし、これにどれだけ効果があるかはわかりません。でも大体また居ます。

そういえば今期はシカの寝屋撃ちに成功しましたが、そこの寝屋で撃って、「外した」場合は後日また居たのですが、捕ってしまってから全く姿を見なくなりました。

いつも確認に行っているのですが寝ている痕跡もありません。いつ帰ってくるのかとても興味深いです。


待ち伏せしてみる

どんだけ歩き回っても獲物がいないときは、思い切って向こうから歩いてくるのを待つのもアリです。もちろん普段から猟場を歩いていて、良さそうだと思った場所です。待ち伏せは「ただ待つだけ」と思われそうですが、その場所に至るまでは忍びですし、ある程度痕跡も読めないといけません。1、2時間くらいほとんど身動きせずに座っていられる忍耐力も必要です。

待ち伏せは特にイノシシに有効だと思います。シカに比べると音を立てて移動するのでわかりやすいです。

疲れたときは端から待ち伏せ狙いで行ったりしています。山の中で鳥の声を聞きながら、一日ボーッと過ごすのも良い癒やしになってます。


いろいろ方法はあるけれど

以上が僕が単独忍び猟で、捕れない時にやってみることです。

他にもエアライフルでヒヨや鳩撃ちも気分転換に良いですし、こんなときの猟友からの共猟のお誘いはとてもありがたいです。

あと、どんな時でも猟期中に猟場へ行くときは銃を持って行くことも大切だと思います。探索するにしても空身と銃がある場合では感じることも違います。ましてや気分転換で出掛けた猟場で、イノシシが目の前でゴソゴソやりだしたら、その晩はきっと眠れないでしょう。

大事なのは焦らないこと。趣味でやってることです。そこにストレス感じたら本末転倒な気がします。

今期はお気に入りのイノシシ猟場が一つダメになり、イノシシとの遭遇回数も減ってしまいました。シカと出会わない日はほとんどないのですが、しっかり頭か首が狙えないと撃たないようにしています。自ら課したルールですが、不思議なもので徹底すると心に余裕が生まれました。「捕れたらラッキー」くらいに考えられる用になりますよ。是非お試しあれ。