2018年度猟期で買って良かったモノ

今猟期もあれやこれやといろいろと買い漁りました。とはいっても例年より、散財する額が減ったような……??

おまけに今猟期はアタリな代物が多かったです。オススメされて買ったモノはもちろんでしたが、自分で選んですごく良かったものも。

今回は個人的に買って良かったモノを挙げていきたいと思います。

 

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ARMA HASK BANDOLEER

バンダリアー、直訳すると弾帯らしいですけど、これはほんとに僕の狩猟スタイルにドハマりしました。

今までチェストリグやらいろいろ試してみましたけど、これほどストレスなく使えた装備品は今までなかったです。

このバンダリアのいいところ

1.ズレない

メインストラップと補助ストラップを調整できるので、自分の身体に容易にフィットさせることができます。しっかり調整したらホントにズレません。ぴったり身体にフィットしてくれるので、歩いていても気にならない。走っても大丈夫。

2.意外と容量がある

背面パネル(正規の使い方だと前面)にファスナーつきのポケットがあるんですが、見た目薄っぺらいからあんまり入らないと見せかけて、実はなかなかの容量があります。バンダリアを使おうと思ったときに弾とナイフと所持許可とか入れば御の字くらいの気持ちでしたが、ポーチも含めると結構な荷物を持って行けるんですよね。調子にのって沢山いれると、基本は左肩のみに荷重がかかるので一日過ごすと肩凝りがすごいです。なにごともほどほどに。

3.射撃時に邪魔にならない

これ一番重要だと思うんですよねー。今まで使ってきたチェストリグとかベストは少なからず気になったんです。例えば肩付けするときにサスペンダーが引っかかったり、滑ったり。
その点このバンダリアというヤツは右肩はフリーなもんで何も障害になるものがありません。いつもと同じように構えることができます。
上でちらっと書きましたが、前後を逆にして使っている理由がポーチ側が前面だと銃を構えるときに少し左腕に当たるんです。バンダリアが快適すぎて今まで気にならなかった程度のものまで気になってしまう……。
だったら試しに前後逆にしてみたらどうよ、ってやってみたら完璧でした。
空身以外でこんなにストレスなく銃を構えられるものはいまのところありません。
ただ、背面にポケットがきたことでもしファスナーが開いちゃうと、知らないうちに山の神へ奉納しちゃうことに……。

お気に入りなので良いことばかり書いちゃいますが、もちろん欠点もあります。
ポケットに容量があるといえど所詮は弾帯なので、嵩のあるようなものは入りません。背面へのアクセスもちょっと面倒です。バッグの代わりとして使うには少し難があります。

あと、体にフィットするということは、それだけ熱が逃げにくくなるということです。
歩き回ってると結構蒸れます。

とまぁ、文句もありますがいまのところこれが僕にとって最適です。

解体道具を割り切ってみたら色々捗った話

秀岳荘 ロングスパッツ

 

やまくじさんオススメのロングスパッツ。僕はそもそもゲイターだとかスパッツだとかっていうのは、積雪地で使うものだという先入観がありました。

しかもどちらかというと裾口は絞りたいタイプなので、スパッツは邪魔だと思ってました。なので千葉ではほとんど使ってなかったのです。

ところが猟期が始まった頃はダニがすごくて、ちょっと歩いただけでダニまみれ。

さすがにまずいと思ったので、手持ちのスパッツを使ってみたら……。

めっちゃ快適。これは今期ちょっと使い続けてみようと思ったのです。せっかくなんで、やまくじさんオススメの秀岳荘のスパッツを買ってみることにしました。

このスパッツの良いところは、構成パーツが単純なところじゃないでしょうか。壊れても何とかなりそうな感じ。長くもなく、短くもない中途半端な丈が丁度いい。かなり酷使しましたが丈夫なキャンバス生地です。ほつれ一つできませんでした。獲物の血で汚れてしまいましたが、酸素系漂白剤でサッパリきれい。

秀岳荘のスパッツ自体も良いですが、スパッツというものが便利すぎて……。スパッツ童貞やスパッツ食わず嫌いの方も是非使ってみて欲しいと思います。以下僕が手放せなくなった理由です。

1.ゴミや土が靴の中に入らない

山の中や川の中、薮の中も歩くのだから靴の中にゴミが入るのは仕方がないと思っていましたが……。

全然入りません。土や葉っぱなんて、斜面をトラバースしてちょっとズルっといったら入ってきてましたが、まったくもってないです。斜面を滑るように降りても大丈夫です。快適。

2.靴紐が枝などにひっかからない

今期はすっ転ぶ回数が激減しました。スパッツが靴紐を覆うので、ひっかかって転倒することがなくなったからです。スパッツ一つでここまで変わるものなのかと感動しました。

3.靴の保護になる

猟期が終わると靴も無残な姿になってたんですが、今期はそれほどでもありませんでした。ブラシでこすってやればキレイになるレベルです。ほつれや破れもありませんでした。

かわりにスパッツは血まみれ、泥だらけ。でも洗えばすぐキレイになります。

使ってみたら快適すぎて、もうスパッツなしで山に入る気になりません。忘れたら取りに戻るくらいです。

いままで使わなかったことを後悔した、No.1アイテム。

まだスパッツを使ったことない人は、とりあえず安物でいいから試してみて欲しい。ショートタイプでも快適さはわかっていただけるはず。

Oakley プリズムトレイル

リロ氏オススメサングラス。

職場の後輩に借りた偏光サングラスに感動した僕、アイウェア導入を悩んでたら、ちょうどリロ氏が絶賛してたので即買い。

導入初日に木の間にいた鹿をいままで不可能だった距離で違和感として捉えることができて、超能力でも手に入れたような気分を味わえました。

【閲覧注意】見えなかったモノが見えるように…

ものすごく感動。

また、山中の鹿を見つけるのにも役立ちますが、里山の鳥を探すのにも威力を発揮しました。

特に畑のキジ。キジ探しが苦手な僕が、車で流してても見つけられるようになったのはプリズムトレイルのおかげだと思います。

欠点として、プリズムトレイルを過信するあまり、探し方が雑になってしまう事がたびたびありました。

そういうときに限って目の前にシカがいたりするんですよ……。あとは色味に慣れるまで少し時間がかかりました。

このフライトジャケットというフレームは曇りにくくて良かったです。ノーズパッド部が可変するのが効いてるみたいです。
上げてないと曇ります。

全体的に大満足なんですが、乱視矯正のコンタクトと併用が面倒に感じることがしばしば……。

似たような色合いのサングラスで、度付きや乱視矯正もできるものがあるらしく気になってます。この手のレンズの重要性はよくわかったので、来期までにまた吟味したいと思います。

KRYPTEC VELLUS JAKET/PANTS

クリプテックのフリース生地のジャケット&パンツ。

フリースは衣擦れの音がほとんどしないので好きです。

このジャケットとパンツはとても優秀。とにかく暖かい。暖かすぎて、千葉じゃオーバースペックです。

0℃前後くらいの場所でじっとしてるくらいが丁度いい。防水性能も優秀。雨の中、半日ほど活動してちょっと浸み込んでくる程度でした。

難点はくっつく系の種がものすごくくっつくこと。洗濯するたびに猿の蚤取りしてる気分になります。

来期は上着だけでも薄いものを購入してみようかな……。

猟装のアップデート

 

番外編:電動ミンサー SG-30

狩猟とは直接関係ないので迷ったんですけど、使って快適だったのでご紹介。

手動ミンサーも持ってますが、速さも楽さも段違いです。ミンチを作る時って気合い入れないとやる気が出なかったのですが、電動ミンサーを手に入れてからは気軽に作れます。掃除も思ったより楽。

スジ等で目詰まりしてしまうのでたびたび作業を中断して取り除いてやる必要がありますが、ミンサーの仕組み上しょうがないんでしょう。
それとも業務用ならゴリゴリいけるんだろうか……?

 

とほほ……という買い物はなかった、ハズ

今期はだいたいこんなものでしたが、総じて満足です。

4年目にして無駄、というか後悔する買い物がやっと減った気がします。

とほほ……という買い物は無かったハズです。多分。
忘れてるモノもあるかもしれませんが……。

ジェネリックを試すのも面白いですが、狩猟で使う物はある程度お金掛けた方が結果的に節約へ繋がると思います。ここに辿り着くまで随分と遠回りしました……。

以上、2018年度猟期で買ってみて良かったモノたちでした。