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MSS-20 にターナースリング
僕のM870につけているスリングはMagpulのレプリカ・スリングを小加工したものですが、ループを引っ張ることにより、一瞬で長さを変えられる何かと便利なヤツです。
使い勝手がなかなか良いので、MSS-20 と併用してました。猟場に持って出る銃は1挺ですし、その度に付け替えるのは面倒ですが、使いまわしでいいかな、と考えていました。
スリングを使った射撃を試したい
MSS-20で射撃の練習を始めたときに、M870のスリングを使った方法と、オフハンドとで撃ち比べた時、オフハンドの方が撃ちやすいと感じたので今までそのままでした。
でも、最近になってこのときのスリングの使用方法が果たして正しかったのか、ちゃんとスリングを使えばもっと姿勢が安定するんじゃないかと思い始めて気になってしょうがない。
やはりMSS-20にも専用のスリングを用意しようと、革製のミリタリースリングをつけることに。
ターナースリング
僕はレザークラフトも少しやります。なので自作も考えたのですが、ミリタリースリングの独特なツメ金具の入手は難しいと思ったので、ここは大人しく購入することにしました。
色々と調べていくと、「Turner Saddlery」のミリタリースリングが、通常の物(1インチ)より幅が広く(1 1/4インチ)、より安定しそうだと分かったので、ターナースリングに決めました。
ターナーのサイトを見てみると何種類かあります。同じ革製を買うなら、経年変化も楽しみたいので、タン革の「National Match Service Rifle Slings」を選択。
刻印の入ったモノの方がちょっと豪華に見えたので、「Carlos Hathcock Signature Edition」を購入。
で、届いたのがこちら。USPSでおよそ3週間程。
ターナースリングはこんな感じ
ミリタリースリングはちょっと複雑なイメージを持ってましたが、バラしてみると長さの違う2本のストラップと2つのキーパーという革の輪で構成されてます。
ストラップ穴には、数字が打刻してあります。穴の間隔は約3cmです。数字を覚えておけば、長さを変えたときでもすぐに元に戻せます。
金具の部分です。ハトメもしっかりしてます。中空タイプではないので、頑丈そうです。
「Carlos Hathcock Signature Edition」なので、ハスコック氏の刻印が入ってます。
カルロス・ハスコックさんて誰?って思われるかもしれませんが、狙撃で有名なアメリカ海兵隊の人みたいです。「山猫は眠らない」シリーズでトム・べレンジャーが演じた主人公のモデルにもなった人だそうで。M2機関銃で2500ヤードの長距離から敵兵を仕留めた、という逸話は有名かと思います。
カルロス・ハスコック(Wikipedia)
狙撃の神様とも言える人物の名前が入ったスリング。なんと縁起が良い!
目指せ”One shot, One kill“!というゲン担ぎ的な思惑が、あったかと言うと…実はあんまり良く分からず買ったのが本音です。
スリングの銀面はちょっとネットリしてます。使っていくうちに馴染むんでしょうけど、最初は気になります…。
ミリタリースリングの付け方
ミリタリースリングの付け方はYoutubeに動画が上がってます。動画によって微妙に付け方が違ったりしますが、僕が参考にしたのはこちらの動画です。
動画で紹介されてる装着方法は2つあります。
上の状態は、担い銃をする時や銃架に置く時でしょうか。ガンロッカーに仕舞う時はこの状態で収納してます。
下の状態で、スリングを使用した射撃を行います。猟場で担いで歩くときもこの状態でしょう。
射撃で使う際は、中央付近に出来た輪にウィークハンド(利き手じゃない方)の上腕を通して、2つのキーパーで輪を絞り、上腕を締め付けます。
そのまま素直にスリングの上方から前腕を回し、銃を支えます。
…と偉そうに説明してますが、まだ実射をしてませんので、動画を観ながら真似しただけに過ぎません。
上の動画のような使い方をするようです。射撃だけでスリングを使用するのであれば、短い方のストラップは使用せずともいいみたいですね。
実際に構えてみたらわかりましたが、テンションがかかるのは長い方のストラップです。
上の画像はターナーのHPにあるスリングの使い方ですが、微妙に違うのがわかるでしょうか。こちらはキーパーで金具を上下に挟む形になります。
僕は参考にした動画の方が、多少やりやすく感じたのでこちらを採用しましたが、ターナー式の方がフックは外れにくいと思います。
使用感は?
構えてみた感じでは、座り撃ちの姿勢だと、より安定していると実感できました。立射は、う~ん、ちょっと揺れが減ったかな?という程度でしか体感できませんでした。
実射をしてみて、変化があれば良いですが。
そして、狩猟でスリングを使用して射撃する暇があるかというと、今までの経験だとあんまりないような気もします。オフハンドでの練習も必要でしょうね。
狩猟は狩猟、射撃は射撃で割り切るか悩みますが、まずは中らないことには、わかりません。色々と試して、研究してみようと思います。