ガンロッカーを隠すロッカーをお手軽に作ってみた

きっかけは猟銃の盗難事件

ちょっと前の話なんですが、茨城県で猟銃の盗難事件がありましたね。

盗難防止対策もしっかりされてたようですし、本気で狙われると完全に防ぐのは難しいのかもしれない…、と思わされる事件です。

被害者の方がちゃんと先台やボルト等の重要部品を別管理されており、使用出来ない状態だったのは不幸中の幸いでしたが、この手の盗難事件は同じく銃を所持をする者として看過出来ない話。

我が家は賃貸なもんで壁に穴が開けられず、ディアウォールという商品を使用して2×4建材に固定していました。

警察からもOK貰った固定方法ですが、どうも脆弱な気がして前々から何とかしたいと思っていたのです。

加えて、ガンロッカーは中古を買い足したりしたもんで色も形も不揃い。部屋に置いとくと調和なんて全くないので変に目立ちます。

おまけに狭い賃貸です。部屋を物色されればガンロッカーを直ぐに発見されてしまう…。

パッと見ガンロッカーとわからない、かつ強固な固定が出来る方法はないものか…。

以前から気になってた商品があったので、この事件を機に思い切って作ってみました。

 

ウォリストを使ってガンロッカーを隠すロッカーを作る

和気産業からウォリスト突っ張りジャッキ」という、2×4建材を突っ張るアイテムが出ています。

「また突っ張るんかーい」って突っ込みはまだ早い。

この商品の特徴は2×4を束ねて柱に出来るんです。一本より二本、二本より三本。固定出来る面が増えればそれだけ防犯対策も施しやすくなります。そして棚受けも一緒に使えば、頑丈な棚が出来るに違いない。置き場に困ってた手入れ具もまとめて置けるハズ…。

2×4の三連結だと奥行きが足らないっぽいので四連結にしようと思ったのですが、近くのホームセンターには在庫がない。

大人しく2×4建材だけ買って帰り、ウォリストは楽天市場で注文。

注文したものは以下の内容です。

 

さぁ、組み立て行程を…と見せかけていきなり完成ドーン!

 

 

 

 

例の如く、作業に熱中して写真撮ってないパターンです。すみません。

でも作り方は簡単です。天井から-60mmの長さで2×4建材をカット。好みの幅になるように棚板もカット。今回は扉を付けるので、僕は扉の板に合わせて幅を決めました。

あとは金具を連結して柱を立て、幅を微調整して棚板を取り付けるだけ。

SPFそのままじゃ味気ないので、BRIWAXジャコビアンを使って着色。

 

 

部材の状態で施すのが楽ですが、作業スペースが限られてますんで組み立ててからヌリヌリしました。

見えるとこだけそれっぽくなりゃいいというズボラ仕様。ちなみに一度塗りです。ムラなんて気にしない。漢なら一発勝負です。ケチくさいなんて言わないで。

金具はホームセンターにあったウエスタン金具なるもので統一。なんかそれっぽくなりますね。南京錠もつけられますが、ネジが出てますんで飾り程度にしかなりませんが。

 

最後に、完成した「ガンロッカーを隠すロッカー」を設置場所に移動させて終了。

ガンロッカーの固定方法もお見せしたいところですが、防犯のため公開しません。そこが今回の肝なので。

工夫次第で色々できます。背面だけでなく、側面にネジも好きなだけ打てますし。

「ガンロッカーを隠すロッカー」、ガンロッカーという性質上、秘匿すべきモノを公開するのに躊躇はありましたが、同じく賃貸でガンロッカーの固定方法に迷っている人のヒントになればと思います。

狭い賃貸だと盗みに入られたら、簡単にガンロッカーの場所もバレるでしょう。

パッと見で分からない工夫として一役買ってくれるのではないかと思います。

そして、狙い通りに無機質なガンロッカーも目立たなくなって、部屋との調和が多少とれるようになりました。

ですが、どんなに隠したり固定しても本気の盗っ人にどれだけ効果があるかわかりません。もしも盗難にあった時のことを考えると、使わせない為にも重要部品の分離保管とその保管先が重要かもしれません。

盗難に遭うことなんて考えたくもないですが、万が一狙われた時の為に出来る対策はしっかり取っておきたいものです。