エアライフルの個人輸入➀

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エアライフルが欲しい…!

 

猟期が終わって、僕に突如物欲が襲いかかりました(いつものことですが)。28年度の猟期は、
エアライフルがあればなぁ…という状況が多くありました。

キジが畑にいるんけど近くに民家があって、銃声が近所迷惑になりそうな場所。ヒヨドリが沢山いるけど、散弾で撃つとみんな飛んでってしまったり。鴨がいるけど、飛ばしてしまうと散弾では遠かったり…。

また、スラッグ射撃は楽しいのですが、バカスカ撃てば万年財政難な僕は破産してしまいます。
エアライフルがあれば、財布に優しく射撃が楽しめそうですし、また違った練習になるだろうと自分を納得させ、購入を決めました。

狙うはPCP(プリチャージドニューマチック)エアライフル。

予算を考えると中古かなと思い、お世話になってる銃砲店で中古があるか聞いたけど、生憎在庫がない。いつ出てくるかわからないものを待つ程、気長な性格ではありません。

かと言って、予算からすると日本の銃砲店で欲しい銃を新品で手にいれるのは厳しいです。となると、思いつくのは個人輸入。 以前から海外のショッピングサイトを巡っては、その安さに惹かれてはいたのです。

 

どこの国から輸入するか

 

最初はなんとなくエアライフルの本場、イギリスから輸入しようとしていました。
これは本場のほうが安いのでは?という素人考えからです。

イギリスのサイトでこれ良いじゃんとか思いながら物色していたのですが、スペック見て気付いた点がありました。
あれ、このエアライフル出力低い…?

調べてみるとイギリスはエアライフルに12ft・lbfまでの出力規制があって、それ以上は銃器扱いとなるようです。
12ft・lbf以上となると武器の輸出許可とか絡んできそう?

以前、レミントンM870のパーツをアメリカで輸出許可を取って輸入しましたが、時間もかかるし手数料は取られるしであんまり良い思いがありません。

手間は極力避けたいですし、万が一手違いでパワーの弱いものを購入してしまったら…と考えてしまいました。メンドクサイ。

というわけで、大人しくアメリカから輸入することにしました。
アメリカであれば、エアライフルの扱いは緩いみたいで輸出許可は必要なさそうです。
さすがは銃大国アメリカ。

 

どのエアライフルを買うか

 

MSS-20と似た重さ、似た形状のものが欲しい…。
狩猟で使うのがメインですが、射撃の練習にも使いたいので、MSS-20とあまりかけ離れた形状のものは避けたい。
なのでサムホールやピストルグリップのものは除外します。
そして、出来れば日本でも流通しているモデルのほうが許可が下りやすいとだろう考えました。
個人輸入ですし、所持許可を得るのに出来るだけトラブルは避けたいですから。

となると候補は絞られ、最終的にはAirArms社のS510・Xtra FACを買うことにしました。口径は汎用性が高そうというイメージで5.5mmです。

重量も全長もMSS-20とそんなに違いはありませんし、命中精度もそこそこ評判が良い。個人的にはサイドレバー式に惹かれました。使いやすそうですし何かカッコイイ。
銃砲店でS410を触る機会があったのですが、ボルトレバーが多少引きにくい印象があった点もあります。

ちなみにFACとは「Fire Arms Certificate」の略だそうで。直訳すると「銃器証明書」のようですが、AA社は前述した出力規制されたものとは別に、海外向けの規制無しのモデルにはFACと付けているようです。

 

どこのお店で買うか

 

買うエアライフルも決まりました。ではどこのお店で買うか。これがちょっと厄介でした。

グーグル翻訳という文明の利器と、拙い中学生レベルの英語力を駆使して手当たり次第にメールで
日本に輸出してくれるか尋ねたのですが、なかなか見つかりません。

親切に香港の業者や、近所の銃砲店を紹介してくれるところもあったのですが、
紹介された香港の業者にはS510はなく、銃砲店は名前で検索かけても電話番号しか出てこない…。
Eメールならまだなんとかなりますが、英語で電話となると僕にはハードルが高いです。

お断りメールが続いて心が折れかけたところで、検索キーワードを変えてみたところ…。
輸出メインでやってるようなショップが見つかりました。
期待しながらメールを送ってみると、「We ship to Japan, no problem.」と帰ってきました。
更に更に、日本人相手に何度か輸出しているとのこと。

これは心強い!

早速銃とポンプや付属品、ついでにリペアパーツやペレットなんかも一緒に見積もってもらいます。

送料込みで$1680、当時のレートで19万円程。ちょっと予算オーバーですが、気にしないことにしました。日本ではこの価格で買えないですし。

ここで一度も所轄の担当者に相談してないことに気付きます。
いきなり輸入するんで許可下さいじゃ、後からトラブルになりかねません。

念の為、支払いの前に相談しに行くことを相手に告げ、所轄の担当者に相談へ行きました。


エアライフの個人輸入②へ続く