引っ越しでドタバタする前に少し触れましたが、標的紙を作りました。
作るきっかけになったのは、3月に某C県営射撃場で行った最強ボルト銃決定戦。
参加者の皆さんの腕もさることながら、さすがボルト銃と言うべきか、弾痕が良くまとまってました。
もうね、まとまりすぎて採点が大変。
そして的紙がダメダメ。 同痕が多いとこんな感じで大穴空いちゃうんですよ。
で、動的練習会したときに参加者の皆さんに的作りたいみたいな話をしてみたところ、何名か賛同いただけたので作ってみようとやりはじめました。
作るにあたって、こうしたい!って拘った点は以下の3点です。
1.SubMoAを使って管理しやすくしたい
2.練習でも大会でも使える的にしたい
3.安価で良く抜ける的にしたい
Contents
1.SubMOAを使って管理しやすくしたい
SubMOA、便利でいいですね。僕は的を取っておくタイプでしたが、このアプリを使い始めてからは未練なく捨てる人になりました。
で、このアプリを使う為には基準となる長さが必要になります。毎度メジャーで測っても良いですが、ちょっと面倒です。
サッと画像を取り入れられるように基準となる長さを設けました。
青い線はちょうど30センチになってます。基準線は長めの方がより正確だと教えていただいたのでA2用紙だとキリの良さそうな30センチに。
四隅にある四角ですが、Aは50mで1MILとなる5㎝センチです。Bは半分の2.5cmですが、これはSubMoA起動時のデフォルトの長さになります(iPhone版)。
そしてCが50mでの2MOA、Dが1MOA(14.5mmで作成)です。スコープ合わせのときの参考にどうぞ。黒い太枠は100mで1MOAになります。
2.練習でも大会でも使える的にしたい
たっぷり練習もできて射撃会なんかでも使いやすい的を目指しました。
10点を狙って穴がたくさん開いても大丈夫! まだ四角を狙って練習できます!
腕に自信があればQRコードを狙った「QRコードチャレンジ」。
当たったところで景品はありませんよ!(笑)
また、射撃会なんかでありがちな的間違い防止の為に名前欄を大きく作りました。でも大きく書いても撃ち間違いはあるので気休めにしかならないかもしれませんけど……(自ら実証済み)
各射撃姿勢も◯をつけるだけの親切設定。
伏、立、膝、動の4姿勢です。
採点枠も設けました。
アプリで管理なんて味気ないのはイヤ手元に置いておきたい!派の方のために、メモ欄も。
3.安価でそこそこ抜ける的にしたい
安くてそこそこ綺麗に弾が抜ける、これが今回の製作に至った一番の理由だったりします。
幸いなことに基になる紙には目処がついていましたし、皆さんの協力もあってそんなに泥沼化することもなくてホッと一安心。それでも試作した的の抜けが思ったよりも悪くて頭を抱えることもありましたが、的紙の厚みの変更で解決できました。
試作的の在庫処分にご協力いただいた方々、ありがとうございました!
ちなみに抜け具合はこんな感じです。
今後の予定
もう少し販売しやすく出来たらいいなと思って、ネットショップを準備中です。ゆっくりやってますので、お急ぎの方はTwitter経由でDMいただければと思います。
いつでも安定供給できるようにそれなりに在庫を用意しておきたいころなんですが、あんまり大量に刷ると妻にお叱りを受けかねないので程々の量を模索中です。なのでタイミングによっては在庫切れになることも。(この記事書いてる今、正に在庫切れ中です)
1000枚単位になると結構場所とるんですよね……。
また、ライフルやエアライフルの練習で使えるような的もぼちぼちと作成してますので、そちらも完成したら報告させていただきます。
あんまり的交換に行かなくていいような、ズボラな的を目指して頑張ります。