前回(エアライフルの個人輸入②)、経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課から、ペレットがひっかかってるので、輸入承認申請か任意放棄をするように言われました。
もったいないお化けが囁くので、輸入承認申請することにしました。
Contents
輸入承認申請にチャレンジ
輸入承認要否照会フォームの返信メールに示されたリンクへ飛び、提出書類を作成します。
下記の書類をダウンロードしました。
書類の作成は、手順通りにやっていけばそれほど難しいものではありませんが、
メンドクサイです。僕は極度の面倒くさがり屋なので本当にこの手の書類作成は嫌いです…。
2時間近く格闘してようやく作成しました。修正が多く、途中で印刷用紙がなくなり、買い足しに出かけるハメにもなりました。
でも、これで全て手元に届くはずです。不備がないことを祈りながら投函…。
待つこと2週間。ようやく承認が下りました。
それを横浜税関に送ります。
そして2日後、最寄りの郵便局に到着!
所持許可証を持って、受け取りに行きました。
窓口で関税と地方消費税、合わせて約12,000円を支払って受け取りました。
購入を決めて3カ月後、ついに手元に!そして…
ペレットのせいで余計な時間がかかりましたが、ようやく手元に届きました。
あまりに嬉しかったので開封の儀を忘れてしまいましたが、梱包具合はアメリカンな感じでした。
とりあえずみっちり埋めてやるぜHAHA!という感じで詰め込まれた発泡スチロールが、開封と同時に部屋にあふれてしまいました。
それに、こいつは飛行機で海を渡ってきたはずですが、はて?残圧が150BARあるぞ…。
ん~何も見なかったよ僕は。
近所の銃砲店で注文した5発弾倉と、届いたS510を持って所轄で確認してもらいます。
合わせて、追加で提示を求められた、発送日付の記入された譲渡等承諾書とインボイスも提出。
所持許可証に銃身長、全長、弾倉を記入してもらってすべての手続きが完了。
自宅に帰って早速、いじり回します。まずはサイドレバーを引いて動作の確認。スムーズ。
トリガーを引いて空撃ち。思っていたよりだいぶ静かです。
廊下をスリッパで叩くよりも静か。0.4スリッパくらいに思いました。
で、もう一度確認しようとサイドレバーを引いたら「ガギン」という嫌な音…。
引き金ひいてもウンともスンともいいません。
これは、まさかの初期不良…?
そのうちトラブルがあるのは覚悟していたけど、届いたその日にバラすハメになるとは…。
調べてみると、機関部のトップシアーという部品が真っ二つになっていました。
トップシアーを観察してみると鋳物のようで、割れた箇所周辺に巣穴が見えます。
間違いなく初期不良です…。
しかし、クレームをつける英語力も気力も無かったので、諦めて部品を取り寄せることに。
検索すると、イギリスのパーツショップから普通に買えました。送料含めて約4000円。地味に痛い…。
ポチッとした後に事情を知ったフォロワーさんが、初期不良を伝える英文を作成して下さいました。
ダメ元で破損の写真も添付して送ってみたところ、初期不良と認められたようで部品を送ってくれることに。
しかし、返答が来る頃には最初に頼んだ部品が届くという…。早まってしまったとちょっと後悔。
それでも、簡単に部品が手に入ることがわかったのは良かったです。
大丈夫だろうとは思ってましたが、購入前に調べてなかったので。
これから個人輸入でエアライフルの購入を考えてる方は、部品が手に入れやすいか、調べておいたほうが安心かと思います。
※初期不良の交換で届いたパーツ。当初ついてたものと、パーツショップから届いた部品には無い「焼き」が入ってました。
こうして初期不良から復活したS510。では、初撃ち!と行きたいところですが、載せるスコープがまだ届いてませんでした。今度はスコープが届くのを首を長くして待つことに…。
以上、僕のエアライフルの個人輸入の体験談でした。
エアライフルの個人輸入まとめ
・所轄には事前に相談しておく
・購入する銃の仕様をよく確認しておく
・リペアパーツや弾倉が容易に手に入るか確認しておく
・日本への輸出経験があるお店を探す(重要)
・PayPalはプレミアム以上にアップグレードしておく
・もし届かなくても泣かない
・もし壊れてても泣かない
・ペレットと銃は同梱しない(重要)
今回購入したお店は、日本への輸出経験があったので非常に助かりました。言語は英語ですが、日本国内の通販で銃を買うのと、さほど違いはないのではと思います。
ただ、個人輸入にリスクは付き物です。手違いで手元に届かないかもしませんし、壊れても修理してくれるところが見つからないこともあるかもしれません。最悪の場合、諦めるくらいの覚悟は必要です…。
僕はギャンブラー気質なのでアレですが、チャレンジしてみようかなと思われた方は、メリット・デメリットをよく考えて、リスクが許容できる範囲かよく検討してくださいね。