【グループ・単独忍び猟】11/25・27

忍び猟2連発

三人で忍び猟

2017/11/25

天候:晴れ
気温:1.8℃/14.3
最多風向:東
平均風速 :1.7㎧
使用銃:MSS-20


先日行った、シカを獲るために見つけた猟場(以後、ここの猟場は鹿場と表記します)へ、三人で忍び猟をやってきました。

銃と無線を持ってるのは僕と、ちょっと詳細書けない人Aさん。元空挺の先輩で同僚、Y作さんはコーヒー作ってもらう後方支援。Y作さんは持参したトマホークを持ちながら、「俺だけ非課金ユーザー…」と呟く。

このメンバーで出猟するのは初めてですが、ハンドシグナルで簡単な意思疎通が出来るのは強みです。移動するときの要領も得ているので、忍び猟を複数でやることにデメリットをあまり感じませんでした。実際、シカとの遭遇回数が減るということもなかったです。

僕は目の前に出てきたシカへ2発発砲する機会がありましたが、見事に外してしまうという失態。結局、猟果は無かったものの、Aさんから歩き方のレクチャーを受けたり、現役の頃を思い出して復習できたりと良い機会になりました。

ただAさんの目視で獲物を見つける能力は、すご過ぎて真似出来る気がしません。

麻生幾の著書、「瀕死のライオン」でファルコンビューという、猛禽類のようにターゲットを見つけ出す超人的な技能を持った隊員が出てきますが、似たような技能を持った人がいたものです…。

生まれ持ったものでしょうけど、化け物です、この人。


再び単独忍び猟

2017/11/27

天候:晴れ
気温:7.9℃/13.6
最多風向:北東
平均風速 :1.7㎧
使用銃:MSS-20

先日の忍び猟の反省と気付きを試すべく、再び鹿場へ。Aさんに教えていただいた歩き方は、一朝一夕でやれる物ではないので、自分が今までやってた歩き方をとりあえず磨くことにします。静かに歩く方法は、フォックスウォークという方法がありますが、僕の歩き方も似たような感じ。もう一つ、東南アジア辺りでゲリラをやってた人に教えて貰った歩き方というのをまた聞きで実践してます。これらを足場の状況によって使い分けてます。

フォックスウォーク

フォックスウォークはこちら。子供の頃に読んだ忍〇ま乱太郎でも、こんな歩き方の描写がありました。

猟場を沢山見て回りたくて、ここ最近は歩調を早めてましたが、幸いにもこの鹿場は獲物が沢山居ることがわかりました。移動経路の途中で出くわすことが多いので、今回はより音を立てないことを着眼に前進します。

全行程580メートルを小一時間で歩いていたのを、今回は2時間弱かけて歩きました。装備はベストと腰回り別で15kg。後日、猟場にビバークするための予行を兼ねてと、普段より重い装備で静かに歩けるかの確認です。

前回の目的地を第3キャンプと名付けました。川の上流から、キャンプできそうな場所を見つけた順に名付けただけです。

先日の忍び猟で更に奥に進んだところ、第3キャンプより待ち伏せしやすそうな場所を見つけたので、今回はそこの上の尾根を目指します。

歩く速度を落とすというのは、単純に歩行スピードを落とすのではなく、足を接地させる時間をかけるということです。靴の裏が地面に触れたら徐々に体重をかけ、後足から前足への重心移動させる。枯葉や枝の多いところでは特に慎重にします。大きな音がでたら、僕は停止して15秒ゆっくり数えてから前進します。山の中では枝が折れたりする音は珍しくない。ところが歩調のように連続して鳴ると、獣も「何か来た!」と警戒してしまう。

乾いた枯葉の多いところで、音が鳴るのは仕方がないです。いかに誤魔化すかが大事じゃないかと、3年目のペーペーハンターは考えます。

三人で忍び猟をしていて気付いたこと

そして先日の忍び猟でハッとした点、退職して数年経って気付かされたのが、いつの間にか自分が「キレイ好き」になってるんです。猟装なのに土や泥で服が汚れるのを無意識に避けてました。膝を地面についたりして、土が着くことに抵抗が出来てたんです。本当に音を出したくない場所なら四つん這いが一番。なんの躊躇いもなく、灌木を潜るのに匍匐をしたAさんを見て気付きました。何か忘れてた大切なことを思い出した感じ。水溜りに飛び込んで、匍匐前進とかしてたのに。

…趣味のハンティングなのでそこまでするつもりはありませんが、音を出したくないという着眼であれば四つん這いは有効だと思います。その辺も交えながらの実践。

今回は目的地までシカに鳴かれることなく辿り着くことを目標にしてみます。この試みの難点は、目的地まで一度も鳴かれなかったから成功かといえばそうじゃないところ。

シカが居なければ当然ながら鳴かれませんから。

ここだと思うとこまで行き、ワザと音を出してシカが逃げたなら見切り的な意味でも成功でしょうが、猟期にわざわざやる必要もない。

目的地までシカに気付かれず、かつ撃つチャンスが出来れば成功、という自分ルールで実行。

つまり自己満足。

結果はというと、目的地直前で尾根に倒れた竹の枝がバックパックに引っかかってしまい、ガサガサパキンと鳴った瞬間に鳴かれました。

20メートルないくらいの距離。

鳴かれた後、暫く静止して様子を伺ってみましたが、同じ場所でずっとピーピーと鳴き続けてました。

ゆっくりと銃を構えて、藪の向こうを探してみますが何も見えない。スコープから視線だけ外して再度伺う。藪の切れ間からチラッと何かが写ったのでスコープで覗くとキョンのような姿が。

え、キョンってあんな鳴き方するのか?」と困惑しましたが、小鹿っぽい。注意深く観察を続けます。キョンは千葉で増えてる特定外来生物ですが、有害駆除の対象であるものの、狩猟対象でありません。

赤い〇の辺りを鳴きながら行ったり来たりしていた。

小鹿と思わしきキョンサイズのソレは同じ場所をグルグル回りながら鳴き続け、そのうち下から2頭の雌鹿が上がって来ると同時に鳴くのを止めました。どうやら上がってきた2頭と消えていったみたいです。子鹿が親を呼んだのだろうか?上がって来た2頭の立ち位置にバックストップが無かったので撃てなかったけど、今まで見たことのない光景に少し興奮。

その後、目的地に到着。枝尾根を下り、待ち伏せポイントを一望できる場所に腰を下ろしてレンジファインダーで距離を測ったりしながら小一時間休憩。再び主尾根に上がり、バックパックを岩の上に置いて更に主尾根を進んでみることに。

待ち伏せポイント。わかりにくいですが、高さ30メートルくらい。

射撃のチャンスが来る

50メートル程進んだところで、通って来た道の斜面下から「ブフォ!」っという声とともにバキバキと枝を踏む音。イノシシかと思い、覗き込むと30メートル先で雄鹿が棒立ちしている。

ネックを狙って一発撃つ。少し走って倒木の手前で立ち止まるのを確認、もう一発撃ち込もうかと考えるが、立射じゃ不安な距離。下手に撃って肉の歩留まり悪くなるのも…と考え、撃つのをやめ、下に降りる経路を探す。

余裕綽々で歩いて行くも、シカの姿は無し。

「またやっちゃった…」

余裕ぶっこくと当たってないパターンは毎猟期の恒例になってきました。

探せど探せど、当たった痕跡は無し。血痕も、毛も落ちてません。

新しそうな足跡を追ってみると元気に急斜面を登っていった様子。倒木の前で立ち止まった、思わせぶりな態度は何だったんでしょう…。

気をとりなおして、レンジファインダーで撃った距離を測ろうとポケットを探るも、無い。待ち伏せした場所に忘れてくるという失態をやらかしました。疲れてくると、思わぬミスをやらかします。

カモ柄のレンジファインダーですが、使った場所を覚えてたので難なく発見。とはいえ、枝尾根を下りる経路を間違え2往復。

 

失意と疲労困憊の帰り道、もはや「忍ぶ」というには程遠く、尾根の左右両側でシカに飛ばれ、半ばヤケクソで尾根に倒れていた竹を排除。次回のチャンスにかけ、障害物の撤去に勤しみながら戻りました。

件の試みが成功だったかと言えば、失敗です。ただ、今日シカと出会った回数は今までで一番多く、全て視認できている点を考えると効果はあったのでしょう。あったと思いたい。

自分に本当に必要なのは射撃の腕なのでは?という疑問も残るものの、次回も同じ方法を試してみようと思います。











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