突然ですが、僕は何事もなるべく自分で作ってみたり、やってみるのが大好きです。
これは別に物に対して対価を払うのをケチっているわけではなくて、単に経験として習得する方が楽しめそうだし、とにかくやって(作って)みたい性分なのです。
例えばレザークラフト。狩猟を始めると決めた年に、皮革の利用をと先走って始めた趣味です。
当時はバイクに乗っててごっつい革財布が欲しかったのですが、なかなか好みの財布が見つからず、いっそのことオーダーしようと思ったのです。
でも、5万円の革財布をオーダーするのも良いけど、その金額を道具に掛けて自分好みの財布を作ったほうが幸せになれそう、という考えに至りました。
道具を一通り揃えればその後も色々と作れます。もちろん、プロが作ったような財布は出来ませんが、ちょっと見た目は悪いが愛着のある財布と、ちょっとだけ革細工の知識と技術を得ることができました。
不思議なことに、狩猟を始めてからDIYで物を作る機会がとても増えました。狩猟用のアイテムって、どうも大雑把というか、ざっくりとした物が多くて、
「もうちょっとここがこうなってたら……。」
「こんなの欲しいけど、売ってない……。」
なんてことが良くありませんか?僕はあります。ありすぎてストレスで髪の毛が心配です。
多少ニッチな趣味なので仕方ないかもしれませんが。
残念ながら見た目は素人仕上がりなんですが、自分用にカスタマイズされたアイテムが使いにくいわけがなく……、いや使いにくければまた作り直せば良いのです。そこがDIYの強みだと思います。
思えばスラッグ弾作りとか、究極に近いDIYじゃないでしょうか。
下手の横好き的なDIYですが、今回は僕の作業部屋に転がっている道具達と今まで作ったものを紹介してみようと思います。
Contents
道具紹介編
電動インパクトドライバー
我が家で最も稼働率の高い電動工具。DIYで木工やるならとりあえず買っとけと言いたいくらいオススメしたい。これが無ければ机だとか棚とか作れてないし、作る気にもならなかったです。もっと早く買っておけば良かったと後悔した道具でした。
卓上ボール盤
ある時は正確に穴を開けるために、またある時はスラッグ弾リロード最後の仕上げ、電動ロールクリンパーとして大活躍。一家に一台、卓上ボール盤。
インパクトに次いで稼働率が高い電動工具です。
そのくせ、近所のホームセンターで買ってきた安物なのに、全然壊れそうになくてコスパも最高。
クロステーブルとエンドミルを使用してのフライス盤化はオススメしません(やらかした人)。
電動丸鋸
2x4木材や板を切るのに重宝。手鋸も使いますが、数が増えるととても面倒くさい。そんなときはこれでサクッと切ってます。おがくずと騒音がデメリット。
ディスクグラインダーと同じく小学生の頃から使い慣れた工具ですが、父親はコレで親指を切断しかけたのでちょっと怖い存在。
キックバックに注意。
トリマー
木材への溝切りや面取りをする工具です。作業机を作るときに購入。当時大活躍してくれましたが、その後あんまり使う機会がないかわいそうな子。
大量のおがくずと騒音発生装置。室内なら集塵機必須。
ミニサンダー
サンドペーパーを取り付けて、ゴリゴリ削ってくれる頼もしい工具。なくてもなんとかなるけど、あると便利な存在。使いすぎると手がビリビリする。
ベルトサンダー
木材だけでなく、金属もゴリゴリ削れるすごい工具。始めて使ったときは感動しました。
これを室内で使う為に切削ボックスを作りましたが、ほんと作って良かったです。切削ボックスがなかったら家を追い出されレベルで粉塵が舞います。
電動インパクトドライバー同様、早く買っておけば良かったと後悔。
超音波カッター
プラスチックの加工に悩んでたらフォロワーさんに教えていただいた工具。カイデックスを切るのに重宝してます。
バターのようにカイデックスがヌルヌル切れます。当てる角度が悪かったりするとたまに音が出ますが、ほとんど聞こえません。
PPには弱いのがちょっと残念。
ルーター
細かい部材の磨きから、ちょっとした金物なら切断できてしまう優れもの。ディスクグラインダーが厳しい環境でもルーターならワンチャンあります。
ちなみにDOREMELは2代目。初代のRYOBIはアルミのブラケットを切断中に青白い炎と煙を上げてお亡くなりになりました。
使い比べてみた感じだとDOREMEL推しです。フレキシブルシャフトとかのオプションもあります。
レザークラフトの道具
ちまちまと買い足していった道具たち。使う頻度は落ちたものの、ある程度の物は揃っているので皮革をいじるなら「何とかなる」という安心感はあります。
作った物編
続いて、作ったものの一部を紹介します。
作業机&棚
いまでこそ作業机になってますが、元々はPC机。
FPSゲームばっかりやってた頃、欲しいサイズのPC机が見つからなくて、それならばと賃貸アパートを粉まみれにさせながら作りました。
FPSのやり場のない怒りに耐えられるよう、頑丈に作ったおかげで引っ越し先では作業机として大活躍。
普段あんまり後先考えない性格の僕ですが、なぜかこの机を作るときに分解することも考慮していて難なく再利用ができました。珍しいこともあるもんです。
下の記事にも書きましたが、3部屋分の荷物を1部屋に纏める必要があったため、頑丈な棚も必要。
和気産業の「Walist」を使って作業机を囲うように棚を作成し、2x4用の金具を使って棚と連結。かなり丈夫な棚になりました。
工具を掛けてあるパンチングボードはコメリで購入。安かった記憶。
同じ要領で作業机の反対側にも棚を作成してなんとか荷物を収納することができました。でもそろそろ限界が近い……。
ガンロッカーを隠すロッカー
前の家でちぐはぐなガンロッカーを隠すために作ったロッカーです。今は最適な場所があるので、分解して棚作りに再利用。
ちなみに上記記事の強固な固定方法というのは、背面と底面に2x4建材を組み、ガンロッカー内側から長めのネジで固定する方法でした。
固定方法を工夫すればビクともしないのでオススメ。
レザークラフト:財布
レザークラフトを始めるきっかけになった、初めて作った革細工です。外側にサドルレザー、内側にヌメ革を使用。型を作るのにCADも使うようになったりして、何かとタメになりました。
作って6年経ちましたが、一度も補修することなくまだ使えてます。
ちなみにベルトの部分は早々に引っかけて千切りました(笑)
レザークラフト:チークレストもどき
MSS-20でミリタリースリングを横から出したくて作成。崖を登るときなんかで背中に担ぐと不安定でイライラしてたのですが、これをつけたらだいぶ安定しました。
こちらは依頼を受けて作ったもの。
切削用ボックス
最近作ったものの中で一番便利な物がこれ。灯油用のポリタンクを入れるコンテナボックスを加工して作りました。
ナイフを作成するべくベルトサンダーを導入したものの、粉塵をどうするか問題に直面。
大型家具を包むポリ袋を被って、集塵機で吸いながらこんな格好でやろうかと本気で悩んでましたからね。フルアーマーカカシ見参。
ただちに影響はない。
大ありですね、家を追い出されかねません。
ドリルで沢山穴を開けて、ペンチで切るという雑な工作。超音波カッターを買うきっかけにもなりました。加工した穴にアクリル板と百均で買った排水トラップのゴムを貼り付けて完成。腕カバーつけて切削してます。
内部にLEDの蛍光灯を取り付けようかとも思いましたが、ホームセンターで買ったクリップ式のLEDスタンドライトがなにかと融通利いて便利です。
ルーターもこの中で使えますし、バフがけも毛が舞わなくていいですよ。
5000円かからず作れたので大満足です。
ハンターはDIY好きな人が多い?
ざっと自分のDIY歴を紹介しましたが、いかがでしたか?下手くそでも楽しんだもの勝ちです(笑)
これは僕の偏見かもしれませんが、ハンターというかTwitterの狩猟クラスタの人はDIYが好きな人が多いイメージがあります。みんな何かしら作ってるような気がします。特に罠をやってる人に多いような。
物を作るって、難しいけど楽しいです。狩猟ネタが少なくなるオフシーズンですが、今期からはこういうDIYネタも発信できたらいいなと思ってます。
次の猟期までまだまだ時間はあります。せっかくの準備期間です。難しそうだからとDIYに躊躇してる人もちょっと冒険して、一緒にチャレンジしてみませんか?(意訳:ネタを下さい)