2017年度のエアライフル猟※閲覧注意

千葉の猟期が終わって2カ月、気が付けば花見もしないまま、桜も散ってしまいました。

毎度のことながら猟期が終わると充電期間が必要なようです。

何かするのも億劫で、しばらくはただ映画観たり漫画を読んだりして過ごすのも毎年恒例に。

エアライフルの大会に参加したり、人生初のサバゲーやったりして最近になってようやく活力が戻ってきたかなぁと。

思い返せば猟期中は仕事と猟の繰り返しで、ゆっくり休んだ日は数える程。猟期は楽しんでやってるんで苦とは感じませんが、終わってからの反動がすごい。

まだまだ元気、と自分では思っていてもアラフォーです。色々無茶しているのかもしれません。来期はその辺の管理もちゃんとしたいところです。

とまぁ、ブログ更新をさぼっていた言い訳はこのくらいにして。

今期はエアライフル、S510を猟に初投入しました。猟期前に銃には慣れておこうと、せっせと射場に通って500発入りペレットを3缶ほど消費して多少は慣れたようですが、猟場で使うとまた違うんだろうという気はしていました。

初っ端からカモやキジを狙いに行きたいところですが、出会うチャンスも少ない分、外した時の精神的ダメージが大きそうで…。

今期は来期に向けての練習のつもりで、チャンスの多そうなヒヨドリとキジバト狙いで出猟しました。

Contents

1月17日、S510初陣

天候:曇り/雨
気温:-1.9℃/16.9

最多風向:南
平均風速 :1.9㎧

そろそろヒヨドリに脂がついてきた頃だろうと、猟期も半分が過ぎて初めて猟場にS510を持ち出しました。

この日は昨年、ヒヨドリが沢山いた場所に行ってみました。山茶花にヒヨドリが集まって来るのですが、山茶花の花も落ち始めたからか、あんまり居ない模様…。

昨年「沢山居るな~」って思った時より1カ月遅いですからね。仕方ない。

ウロウロして、狙えるヒヨドリが居ればパスパス撃ってみるんですけど、まあ当たらない。

わかってはいたんですけど、難しいですね。

結局10羽以上逃げられて、ようやく1羽獲れました。

距離は15メートル、頭を狙ったのに思いっきりボディにヒットしてました。被弾箇所が少ない肉を手に入れたいが為に導入したのに、これじゃ意味が無いじゃないか…。

昼過ぎから、雨が降り出したので早目に切り上げました。ええ、心が折れたのもありますよ…。

何にしてもやり方を考えなければいけないと思いましたが、S510で初獲物が獲れて嬉しかったです。

2月5日 空気銃猟2回目

天候:晴れ
気温:-2.3℃/8.4

最多風向:北西
平均風速 :0.9㎧

間に山梨遠征を挟み、流石にちょっと体力的にも疲れてきたこの頃。

「まったりやるべ」とイスを用意して、待ち撃ちしてみました。

前回は渉猟でしたが、座ると視界の悪い場所が多かったので、今回はもう少し開けた場所に陣取り獲物が飛んで来るのを待ちます。

ここは昨年初めてキジバトを獲った場所なので、ヒヨドリを狙いながら「あわよくば」と思っていたら、ヒヨドリより先にキジバトが飛来。

事前にレンジファインダーで距離を測っていたおかげで、難なくゲット。幸先良いです。

でもその後ヒヨドリは飛んでくるものの、山茶花の葉の茂みに隠れてしまい、なかなか撃つ機会がありません。

諦めて場所移動したら、ちょうど良さそうな場所を発見。チャンスがあればパスパスしてみますが当たらない…。

ここも開けた場所ですがヒヨドリの止まる木の距離がバラバラで、スコープの倍率変えたりで大忙し。

もう慣れるまで、同じ木に止まったヒヨドリしか狙わないようにしようと、ひたすら止まるのを待ってやっと1羽。

目的のヒヨドリが獲れたので、もう少し積極的にいこうと、違う木に止まったヒヨドリも狙ってパスパス。まあ、当たらないんですよ。

挙句の果てに、ヒヨドリに警戒心を与えてしまったようで、銃を向けたら飛ばれるようになってしまいました。

日没まで頑張ってみましたが、結局ヒヨドリ1羽、キジバト1羽で終了。

丸一日頑張って2羽…。

距離でスコープの倍率を変えるから、余計に難易度を上げてる気がしました。倍率変える度に狙点も変わるのだし、まずは「当て勘」的なものを育てなければ…。

弾道計算アプリを距離で毎度確認するのも面倒です。

でも、今回は2羽ともヘッドショットでした。これはちょっとした進歩。

2月10日 空気銃猟3回目

天候:晴れ
気温:-3.3℃/13.4

最多風向:南西
平均風速 :1.6㎧

犬無しグループ猟」で僕が鹿を獲った近くに、みかん畑があると聞いたので行ってみることに。

午前中はイノシシも狙ったので、MSS-20と二丁持ちで出猟です。

14時過ぎた頃にみかん畑に移動。近くの畑でおじいさんが作業されていたので、ご挨拶。

「鳥撃ちに来ました」と伝えたところ、快く許可を頂いた上に、「これ持って行きな」とお土産にみかんまで頂きました。

今回もイスを使用して、待ち撃ち。

前回の経験から倍率は8倍固定で撃ってみます。まずは「当て勘」的な感覚を掴むことを目標に。

思惑通りだったのか、多少猟果が上がりました。日没までに6羽。ヘッドショットは4羽です。

6羽獲ったというくせに写真は4羽じゃないかと思われるでしょうが、落としたヒヨドリを野良猫が咥えて持って行ってしまいました…。

思わず裸足で追っかけるところでした。

その後、獲ったヒヨドリを近くに集めて置いていたのですが、さて帰るかとヒヨドリの数を確認すると1羽足らない。

猫様におかわりを献上したようです。無慈悲だ。

射撃については何故か13メートルくらいの距離が苦手なようで、ことごとく外してしまいました。

それでも何かコツを掴んできたような気がしてきた1日でした。

2月13日 空気銃猟4回目

天候:晴れ
気温:-4.2℃/8.9

最多風向:南西
平均風速 :1.3㎧

エアライフル猟の最終日。

再びみかん畑へ。今回はイスなし。倍率は再び8倍固定でやってみます。

みかん畑で午前中いっぱい粘りましたが、なかなかヒヨドリが飛んできません。

朝一で目の前の木に止まった運の悪いキジバトとヒヨドリ1羽獲ったところで場所移動。

離れた所でヒヨドリの鳴き声が聞こえるので、そちらの方へ移動してみます。

隧道を通って山の反対側へ。農道を歩いているとヒヨドリの群れが移動して行くのが見えました。

その近くで畑仕事をしているお婆さんに遭遇。

「何獲ってるんですか~?」と尋ねられ、「空気銃でヒヨドリ獲ってます」と答えるとお礼を言われました。

どうやらブロッコリーの葉を啄ばんで、ダメにしてしまうそうです。ブロッコリー畑を見てみると、なるほど、無残な状態です。

お婆さんの了承を得て、畑の隅で待ち撃ちすることにしました。

観察していると、畑から30メートル先にある木にヒヨドリがよく止まっているようなので、その周辺の木も含めてレンジファインダーで計測しておきました。

倍率をちょっと上げて、12倍固定で飛んでくるヒヨドリをひたすら狙い撃ち。

慣れてきたのか、ほとんど外すことなく12羽のヒヨドリが獲れました。

合計13羽のヒヨドリと1羽のキジバト。その内11羽がヘッドショットでした。初日に比べれば、感覚を掴んできたようです。これなら来季は鴨、キジが狙えるかな…?

エアライフル猟をやってみた感想

射場で練習してたときから苦戦しそうだとは思っていましたが、やはりエアライフルは難しいですね。風向きや弾道曲線など、スラッグではあまり気にならなかったことがとても大事。でもその難しさが面白いです。

ヒヨドリはやっぱりチャンスが多いですし、外しても逃げない個体も多かったです。良く言われる通り、初心者にはうってつけかもしれません。

猟場に出てみて誤算だったのは、なんとかなるだろうと思っていたのに、良い依託になるものが見つけにくいこと。来期はモノポッドでも用意しておこうかなとも思ってます。

獲物も獲れて、射撃練習にもなって…。思い切ってエアライフルを手に入れて正解でした。

また来期までにしっかり射撃練習してポンプ筋を鍛えようと思います。