2017/11/15
晴れ8.6℃/11.1℃
最多風向:北東 平均風速 :1.1㎧
Contents
狩猟解禁
遂に解禁!!
前日の晩は遠足が楽しみで寝られない小学生のようになってしまい、少し睡眠不足で迎えた当日。
僕は悔しくも勤務明け、日の出と共に出猟という訳にはいきませんでした。早く仕事終わってくれ~と祈りつつも、そこはお給料もらって仕事をしている身分、しっかりと定時まで働きます。
定時になるや否や、急いで帰宅して前々日に用意した装備、銃と弾をロッカーから出して家を飛び出しました。
いつも巻狩をやってる付近の山、所謂ホームグラウンドは気配が芳しくないようで、初猟は隣接する市の山でやることに。
普段は下道をのんびり走りますが、時間が惜しいので高速道路で現地に向かいます。
いざ猟場へ
自宅から約1時間、車を走らせて現場に到着。勢子さんの見慣れた車を発見して、無線を入れました。
「カカシ君、来た早々悪いんだけど、鉄塔裏行ってくれる?」
「了解です~!」
…と、元気に返事したものの、ここの猟場に来たのは一度だけ。地理もうろ覚え…。まぁ鉄塔なら目立つし、何とかなるだろうと「Googleマップ」で確認。
猟場の近くにある鉄塔はいくつかありますが、勢子さんが犬を入れた場所を考えると該当するのは1か所。このまま先に行けば出るな~と車を走らせます。
見事行き止まり。やっちまった。
恥を忍んで再度無線を入れ、行き方を尋ねます。若干溜息交じりの説明を受け、鉄塔裏へ車を走らせること15分。
車内で聞こえてくる無線を聞いて薄々と気付いてましたが、
1R目は間に合いませんでした。
なんで前日に有給取らなかった!と悔やみましたけど、既に上手く遣り繰りしないと足らなくなりそうな状態。致し方ない。
意気消沈している場合ではありません。獲物の引き出しをお手伝い。
鉄塔裏から指示通り沢に下り、やっとメンバーの姿を確認。3人で大きいオス鹿を引っ張ってました。
僕も加わり、4人で引き出し。掛け声を合わせてロープを引っ張ります。ここの山は急斜面なので、平らな場所で小休止。
息を整えたところで、さぁ続きを…とロープを引っ張ろうとしたら、「もう一頭いる」とのこと。
振り返ると別のメンバー2人が、大きなオス鹿を引っ張って上がってくるのが見えました。
急いで助勢に回り、みんなで引っ張ります。1頭目と同じ場所に並べて、小休止。この時点でかなりの疲労感。
とはいえ、泣き言行ってる場合じゃないです。さぁ残り半分、頑張りましょう!とロープを握ったところで制止されました。
「イノシシがまだあるんだなー。」
ということで、みんなで沢の上流に移動。見覚えがあると思ったら、前猟期に僕が立ったタツの場所。そこに大きなメス猪。
みんなで息を合わせて、鹿を置いた場所まで引き出します。ここから車が入れらる場所までタツ全員で協力してピストン搬送。
昨年まで使えた経路が土砂崩れで使えず、道なき道を進むことになりましたが、無事全頭回収。
メンバーのデッキバンの荷台になんとか3頭詰め込み、ほっと一息ついたところで、勢子さん側でも2頭獲ってると聞かされ仰天。
1R目に間に合いませんでしたが、猟隊の幸先良い猟果に嬉しく思いました。いや~本当参加したかったです…。
2R目に参加
場所を変えて昼食タイム。午前中の猟話を聞きながら楽しい昼食を済まし、2R目の場所へ移動。この猟場は、僕が狩猟を始めた年から単独猟をしている場所の近くです。
僕が猟隊に参加する前、二人でイノシシ猟をした時にすれ違った猟隊がいたのですが、それが今の猟隊でした。少し面白い偶然。
見切りをしてみたところ、それなりのサイズのイノシシが入っているとのことで、ここで決行。
ようやく僕の初猟が始まりました。
しかし、犬を放ってしばらくすると頂上付近の道路を横断し、反対側の山へ走って行ってしまいました。
獲物に勢子返しを食らい、別経路から反対側の山へ逃げられたようです。残念ながら犬を回収して終了。
とはいえ、午前中の猟果で充分。意気揚々と解体場のある屯所まで向かいます。
解体場で獲物を洗っていると、猟隊長が大きいメス猪を軽ダンプに積んで戻ってきました。
罠に掛かったのを止め刺ししたのかと思ったのですが、屯所の近くで見つけて射獲したそうです。そしてそのイノシシが一番大きいというオチでした。
僕は獲物を見ることはありませんでしたが、猟隊の猟果はシカ2頭、イノシシ4頭と、上々だと思います。皆の楽しそうな顔を見てると、僕も楽しくなりました。
それにしても、先輩方の体力には感嘆です。獲物の引き出しは僕が一番へばってました。一番若いのに…。もっと体力つけなければいけないですね。
今期もよろしくお願いします。